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エリオン

エリオン 先生

幻視者エリオン

鑑定歴:25 年

在住:埼玉県

性別:男性

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鑑定方法への質問や日記の
コメントなどにご利用いただけます。

2008/03/31 17:04
トラウマゲーム(6)

最後はネズミが恐いいい年をした男性でした。小学生の時に押入れの中で大繁殖しているのを見て、本物はおろかぬいぐるみや人形も我慢できなくなったそうです。

彼にはゲシュタルト療法の役割交換法が勧められました。

相手の役割になってみることで気持を体感し、そこから相手の気持を理解することで自分の認識の問題点に気付くのだそうです。

具体的にはネズミになることによって、ネズミはか弱い動物で決して恐れるような動物ではないことを認識するのだそうです。

本気なのでしょうか。ネズミの気持になれる人がいたらお目にかかりたいものです。

今までの治療法すべてに言えることですが、本当にお気楽なものです。

トラウマの原因の分析が根拠が非常に薄く、思いつきといったものでしかありません。

また、対処法がなぜそれが有効なのかについての合理的な説明がありません。

テレビ番組ですから、仕方がないのかも知れませんが、これを見ると本当に簡単にトラウマが解消すると視聴者は思ってしまうかも知れません。

こんなことだから精神分析は科学ではないと言われるんでしょうね。これでは占い師をいい加減だと言って攻撃することはできないでしょう。

2008/03/30 17:24
トラウマゲーム(5)

3人目のタレントは水玉恐怖症でした。子供の時にプールに突き落とされたのが原因で水が恐くなり、水玉までが恐くなったとのことです。

その治療法は水玉模様のハンカチなどをこれは自分に害を与えないと論理的に自分を説得し、触ることによって、克服するとの論理療法だそうです(自分の中の間違った概念を論理立てて説明することで正しく捉え直していく方法)。

これは無理にやるとトラウマが余計酷くなる恐れがあるとおもいますが。

次は女性とフランクに話せないといった悩みを持つ男性タレントでした。子供の時に女性に笑いものにされたことがトラウマになっていると言っていました。

これには自己の書き換えというワーク(作業)で、満たされなかった過去に立ち戻ってやり直すことによって、本来望んでいた方向に認識し直す方法がいいとのことでした。

具体的には何人かに協力してもらって、わがままを言い放題に言って、周りの人たちがこれを無条件に受け入れるもらうわけです。

しかし、協力してくれる友達を探すのが大変でしょうね。

2008/03/29 17:49
トラウマ・ゲーム(4)


この臨床心理カウンセラーは、その対処法として、横断歩道を白黒関係なく、スムーズに渡れる自分をイメージする。そして、横断歩道の向こう側に誰かに立ってもらい、その人を人生の成功者だと思って彼のようになりたいと考えながら、実際に渡るようにと、アドバイスしていました。

その時にその人間に応援してもらい、上手く行ったら誉めてもらうといいとも言っていました。それで達成感も出るのだそうです。

しかし、随分乱暴なやり方ですね。番組では上手く行きましたが、こんなのでトラウマを克服できるのならば、誰も苦労はしないでしょう。

こういう無理にトラウマを押さえつけようとする方法は上手く行くこともあるでしょうが、弊害も多いのです。

トラウマが更に酷くなることもありますから、注意しなければいけません。

まあ、分析自体がいい加減ですから、その対処法も適当なのでしょうが、テレビを見て本気にする人がいたらどうするんでしょう。

トラウマの解消は物凄く忍耐心のいる、本当に気の長い作業なのです。これは覚えておいて欲しいですね。

2008/03/28 17:23
トラウマ・ゲーム(3)


昨日の続き

二人目のタレントは横断歩道の白い部分しか歩けないといったトラウマを持っていると告白しました。

子供の時に田んぼなどで遊んでいて落ちたことが原因で、今でも黒い部分を踏むと泥だらけになるような気がするとのことです。

これに対して、二人目の臨床心理カウンセラーは、本当は田んぼに落ちることが恐いのではなく、汚れた自分を見た母親に怒られるということが強迫観念になっている。

そして、それが今までの仕事の中で上手く行かなかったことに結び付き、人生における転落を恐れるようになっていると言いました。

要するに自分を守ろうとの潜在的な意識の表れだそうです。

やはりこの分析には何の根拠もないですね。人生における転落うんぬんに至ってはこじつけとしか思えません。

田んぼと横断歩道と人生での失敗。あまりにも安易な連想としか言うしかないですね。

2008/03/27 17:36
トラウマ・ゲーム(2)

まあそれはいいとして、治療法として、「エンプティチェア」(空の椅子)なる方法が紹介されました。

1人二役で一つのものに対して違う観点から意見を言い合い、自分の中の価値観とあえて客観的に対話する方法です。

番組中では大きなウサギのぬいぐるみについて、相反する意見を言っていました。

椅子を二つ用意して、一つの椅子に座った時は賛成というか、長所を並べる。たとえば、可愛いし、心が和むとか。

そして、もう一つの椅子に座った時には批判的な意見を言うわけです。場所所を取って邪魔だとか、インテリアには合わないとか。

一人でやっているとなんだか危ない人みたいですが。

これによって周囲によって作られた自分の価値観とそれに相反する本来の自分を認識することができ、自分の枠が原因である閉所恐怖症も治るとのことでした。

本当に閉所恐怖症の治療に役立つかについては多いに疑問の余地はありますが、この「エンプティチェア」という方法には興味を惹かれました。

2008/03/25 18:59
トラウマ・ゲーム

かなり前のことですが、テレビでトラウマ※をテーマにしたゲーム番組をやっていました。

タレント数人が二つのチ−ムに分かれて、相手側のメンバーが持っているトラウマが何かを当てるといったゲームです。

ゲーム自体はなんということはないんですが、最後にタレントが持っているトラウマを解消する方法を紹介していました。

たとえば、ある女性タレントは子供の頃にテレビで人がエレベーターに閉じ込められている映像を見て、閉所恐怖症になったと言っていました。

これに対して、ゲストの臨床心理カウンセラーは、本当はテレビの恐い映像が原因ではなく、周りから思われている自分のイメージと本来の自分との落差に悩んでいることが閉所恐怖症になって表れていると分析しました。

どうでしょうか。私にはちゃんとした根拠に欠けるあてずっぽうのように思えましたが。

明日に続きます。

2008/03/24 19:23
霊感と科学 (5)

昨日の続きです。

私は何でもミステリアスな現象として片付ようとする安易な姿勢には賛成できません。

可能な限り論理で説明し、その後に残されたものを見つめたいと思っています。

それこそが本当の神秘なのですから。

ついでに言っておくますと、神秘な事象を科学で解明するとロマンがなくなると云った意見も良く聞きます。

しかし、私はオカルトと科学は相反するものではないと思っています。

この辺のことは前から書こうと思っているのですが、なかなか考えがまとまりません。

では。

2008/03/23 18:31
霊感と科学 (4)

次に霊体験ですが、これは電磁波が原因であるとする仮説があります。

現在の科学では、幽霊を見たりするいわゆる霊体験は電磁波の影響ではないかと推測されており、実際に特別の設備を使用した実験では人型の影の幻覚を見せることに成功しています。

脳は特定の条件下に置かれた時に幻影を見るのです。

あるテレビ番組でも、地震発生前に動物が騒ぐのは電磁波を感じる力があるからであり、人間にも同じ能力があると言っていました。

非常に敏感というか、こうした特定の条件に反応しやすい脳の構造を持つ人間が霊能力を持つと言われるのかも知れません。

若干、おもむきは異なりますが、霊とは電磁波に似た存在だとする意見もあります(科学的根拠はない)。

もしそうだとするならば、電磁波を感じやすい人間が霊を見ることに不思議はありません。

放送局に霊がうようよしていると言われるのも、電磁波が飛び交っていて、また、タレントなどには、性格上それを感じられる人間が多いと考えれば説明がつきます。


多分、こうした考え方だけでは説明できない、科学では解明できない部分が残されているとの反論があると思います。

さらに続きます。

2008/03/22 19:04
霊感と科学 (3)

一部の「イディオ・サバン」はこうした徴候を感じる能力が異常に発達していて、普通の人間に感じられないほどの変化を感知できるらしいのです。

そして、「イディオ・サバン症候群」ではなくともこうした感受性が鋭い人間は、たとえばちょっとした仕草や雰囲気などからその人の過去や、現在、そして未来までが見えるのかも知れません。

当然ながら、よく当たると言われる占い師にこうした人間が多いと思われます。

ただ、このテレビ番組では、大金持ちになった人間もこうした能力があるから成功したのであり、宝くじを買って当たるなどの運の良さにも結び付くとしていました。

言うまでもなく、テレビではよくあることですが、この論理の展開はかなり強引です。

また、ワサビだかカラシだかが入ったシュークリームと普通のものと混ぜた中から選ばせるといったテストを何人かの一般人にやらせていました。

カラシ入りを選んだ人間は注意力がなく、運もないとの結論なのですが、これは単なるテレビ的演出で意味はないでしょう。

2008/03/21 18:39
霊感と科学 (2)

昨日の続きです。

イディオ・サバン(idiot savant)は、フランス語で「白○」(知的障害者)を意味するidiotと「学者」を意味するsavantから作られた言葉です。

イディオ・サバン症候群についてはオリバー・サックス著「妻を帽子とまちがえた男」(晶文社)に詳しく説明されているでの、興味がある方は読んでみてください(大変な名著です)。

話は変わりますが、大分前のあるテレビ番組で第六感の科学的説明なるものをやっていまして、第六感が優れているかを確認するためのテストを紹介していました。

このテストは簡単に言えば二枚の写真の間の間違い探しでした。

要するに、勘のいい人間は、細かい違いや、ちょっとした変化を直感的に感じる能力(マインドサイトと称していた)に優れているということです。

これが日常生活でも発揮され、無意識的にさまざまな徴候を感じ取り、それを予兆ととらえることを第六感が働いたと感じるんですね。

2008/03/20 17:01
霊感と科学

今日は、霊視や霊感について少し書いてみます。

これは言ってみれば私の専門分野なので、やや話が長く、また堅くなるかも知れませんが、お許しいただきたい。

「イディオ・サバン症候群」と云う言葉があります。

よくテレビでも取り上げられますから、ご存知の方も多いでしょう。

また、トム・クルーズとダスティン・ホフマンが共演した映画「レインマン」を見られた方は、ダスティン・ホフマンが演じた不思議な能力を持つ自閉症の兄を思い出してください。

彼は床に落ちたマッチ箱の中のマッチの本数を落ちる音を聞いただけで当てると云ったことをやって見せました。

実はこれは決して映画の中だけのことではなく、こうした能力を持つ人間が実際にいるんですね。

この他には、一度聞いただけのメロディを、どんなに複雑でも完璧にピアノで再現できたり、何百年かにわたり、過去および未来のある年月日が何曜日になるかを瞬時に答えられるなどの例もあります。

こうした特殊な能力を持つ自閉症者や知的障害者をイディオ・サバン※と呼びます。しかし、彼らがこうした能力を持つ理由は今のところはっきりとはわかっていません(幾つかの仮説
はあります)。

2008/03/19 17:55
呪いの力(4)

しかし、たとえばサイコキネシス(念動力)に関して言えば、せいぜいスプーン曲げ程度で、特定の金属でできた特定の形状のものだけしか曲げられないような情けない力でしかありません。

こんな力は本当にあったところで大したものではないでしょう(私は存在自体疑っていますが)。

気功もあると言う人もいるかも知れませんが、これにしても動かせるのは相手が人間の時だけです。

この程度の力では人を殺すなんて土台無理でしょう。

大体、人が一人ひとり持っているスピリチュアルエナジー(精神エネルギー)はほぼ同じなのです。現れ方が違うだけで。

相手も持っているそうしたスピリチュアルエナジーを完全に抑えて、その上殺すなんてことができるずば抜けた力を持った人間などいるはずがありません。

もし、本当に呪いの力で人を殺すことができる人間がいたらこの世はその人間の思い通りになってしまうでしょう(デスノートのキラのように)。

2008/03/17 16:33
呪いの力(3)

そして、いわゆる霊感は受動的能力に属するもので、仮に本当に霊能力があったとしても、人を殺すなどと言う大きなエネルギーを要する能動的行動は不可能なんです。

この辺りの誤解が本当に多いんですね。

元来人間はそれ自体がアンテナのようなもので受動的能力には優れています。

霊視ができると称する人間が多いのもそのためです(結構偽者がいますが)。

しかし、能動的能力となると、できると主張する人間は一気に少なくなります。

当然ですね、証明しなければならないのですから。

皆さんは能動的能力とはテレビなんかで時々紹介されているいわゆる超能力であることに気づかれたと思います。

少し話しは逸れますが、もともと超能力という言葉は英語のextra-sensorial perception (ESP) の訳で、本来は超知覚の意味なんです。

つまり、なんども言うように受動的能力です。

それがいつの間にか能動的能力も指すようになっています。

まだまだ続きます。

では。

2008/03/16 17:24
呪いの力(2)

そして、夜中に変な音が聞こえたりすると気になって、心配で眠ることもできなくなったんですね。

なんでもそれらしく思えて、神経が参ってしまいました(昔ならノイローゼと言ったのですが、死語でしょう)。

それで私のところに相談に来たのですが、皆さんの中にも呪いが本当にあると思っている人も少なくないのではないでしょうか。

結論から言いますと、呪いで人を殺すことはできません。

私も職業柄、呪い自体の存在を否定はしません。しかし、人を殺す力があるかとなると答えはノーなんです。

以下にその理由を説明します。

人の感覚にはよく言われるように五種類あり、これに加えていわゆる第六感がありますが、これらはすべて受動的能力です。

英語ではperceptionと言うように、要するに感覚を受ける能力のことです。

これに対して、人の能動的能力は物理的力によるものしかありません。

手や足、場合によっては口もあるかも知れませんが、実際に体を動かすしかないんです。

要するに受動的能力にはエネルギーはほとんど要らないのに対して、能動的能力の行使には比較にならないほどの力が必要なんですね。

まだ、続きがありますが、話が長くなったので、さらに明日に続きます。

では。

2008/03/15 14:21
呪いの力

先日、面白い相談を受けたので、その話を書きます。

これはけっこう重要な問題を含んでいますので、興味のある方は注意してお読みください。

ある小さな会社を経営している中年男性(仮にA氏とします)が、人手が足りないので若い男性(同じく、B君と呼ぶ)を雇いました。

そして、1週間ほど仕事振りを見ていましたがどうもかんばしくないんですね。そこでA氏はB君を呼んで解雇を言い渡しました。

ここまでは良くある話です。しかし、B君はA氏を睨みつけるとこう言いました。

「いいですよ。首にしたければすればいいでしょう。だけど、俺は霊感が強くて、あんたのことはなんでもわかるし、昔、一度人を呪い殺したこともあるんだ。あんたも同じ目に会わせてやる」

普通だったら、単なる逆恨み(今風に言うと逆切れですね)の捨て台詞ですから、放っておけばいいのですが、A氏はなんとなく気にしてしまいました。

それでB君と一緒に働いていた同僚に訊くと、本当にいろいろなことをずばずば当てるし、なんだか気味が悪い奴だったと言うんですね。

A氏もそう言われれば思い当たることがないでもないので、完全にびびってしまいました。さすがに解雇を撤回はしませんでしたが。

明日に続きます。

2008/03/13 19:06
フランス人の食事 (9)

しかし、偉そうなことは言えません。日本人も同じようなことをしているのではないでしょうか。

昔、日本でフランス人建築研究家の講演の通訳をした時のことです。

主催者側は気を利かせたつもりであるホテルでフランス料理のフルコースに招待してくれたのですが、このフランス人は出てきた料理を見て、「これはどこの国の料理ですか」と聞きました。

私が知っている限りでも、いわゆるスープを含めたフルコースはフランスでは見られないと思います。日本で作られたフランス風の料理ではないでしょうか。

このように日本でなになに料理と言われているものでも、本場の味からほど遠いものがあるに違いありません。

カレーにしてもインド人はこんな甘いものはカレーではないと言うそうですから(まあカレーは完全に日本人の国民食になりましたが)。

何だか中途半端ですが、一応これで終わることにします。

2008/03/12 17:47
フランス人の食事 (8)

焼鳥屋は日本人が経営するチェーン店から中国人がやっている店もあってかなりの数があるようです。

もちろん、日本人以外の国の人間が焼き鳥屋や日本料理屋をやっていけないなんてことはありません。

そんなことを言えば、日本のほとんどの外国料理店は店を閉めなければならないでしょう。

ただ、中国人の焼き鳥屋の味は日本人にはあまり好きになれるものではないようです。なんと云うか、たれがやけに甘くてコクがないし、塩で食べさせることもないんですね。

それでもフランス人の客でいつも一杯です。私がフランス人は味音痴だとする所以ですね。

こうした傾向は焼き鳥以外にもあって、一度パリの郊外で客と一緒に入った店(フランス人が招待してくれた)では、刺身と称して、生魚を適当に切ったものを砂糖醤油で食わされました。

フランス人は喜んで食べていましたが、さすがに私たち日本人は遠慮しました。

また、私の知り合いの話では、ある日本料理屋と称する店では寿司といって、丼にただの白飯(酢飯ではない)を盛ったものに魚の切り身を乗せたものが出てきたそうです。

2008/03/11 18:36
フランス人の食事 (7)

パリにも、東京ほどではないでしょうが、様々な国の料理屋があります。

どこにいっても見られるのは中国料理で、あとはイタリア料理(やはりスパゲッティやピザが中心で本格的な店は少ない)、アラブ料理、ギリシア料理と云ったところでしょうか。

インド料理屋もあって、当然カレーが中心ですが日本風のものではありません(当たり前か)。

また、一般にフランス人は辛いものが苦手だから、全体に甘めになっているとのことです。

そして、日本料理ですが、これは結構多いんですね。

正確な数はわかりませんが、私が知っているだけでも20軒はあります。

ラーメン屋はもちろん、蕎麦屋、うどん屋もあります。しかし、どちらかと言えば日本人旅行者向きでフランス人はほとんど見たことがありません。

寿司はある程度は人気があるようですが、アメリカのようにブームになったと云うほどではなく、ちょっと変わったものを食べたい時に行くところのような感が強いと思います。

実は、フランス人にもっとも人気がある日本料理は焼き鳥なんですね。

まだまだ続きます。

2008/03/10 16:42
フランス人の食事(6)

ワインの消費が減った理由はいろいろ考えられますが、まず多くのフランス人がワインの世界はエリート主義的かつ複雑で、専門家の言葉はあまりに難しくなり過ぎていると考えていることが上げられます。

フランス人でさえ、製品の種類が多過ぎ、ワインを選ぶのは難しいと思っているんですね(消費者の70%)。

また、日本では一昔前にワインの健康上の効用が注目されたことがありましたが、フランスでは反対にある政府機関が、フランス人はアルコールを過剰に摂取しているとし、1日に2杯のワイン消費は健康に危険で、アルコール消費を控えることが望ましいとの見解を示しています。

こうしたこともあってか、現在ではワインの消費者は概して高齢層、主に45−70才の層に集中しており、特に若者層にワイン離れが顕著です。

若者達はワイン自体を古臭いものと考え、また酔うこともイケてないと思っているようです。

この辺り、アルコールの消費がもの凄く多いと思われる日本の若者とはかなり違うのではないでしょうか。

食事に関する話はまだまだありますので明日も続けさせていただきます。

2008/03/09 18:44
フランス人の食事(5)

フランス人の食事の5回目ですが、昨日までの私の意見に反対の方も多いと思います。

確かに、私の日記は私の独断と偏見に基づいて書かれており、特にフランスに関する記述はフランス嫌いと云うバイアスがかかっています※。

※本当は愛憎半ばと言ったところです。なぜそうなったかは大体想像できると思いますが、またそのうち詳しく書くことにします。

しかし、別に公正、中立を目指しているわけではありませんので、それはそれでいいと思っています。皆さんもその点をよくご理解の上、読んでください。

今日は、昨日の文章の最後に少し触れたワインの話の続きを書います。

実はフランスでは年々ワインの消費量が減少しています。これに危機感を抱いたある議員がワインはフランスにとって、文化だ、国民の財産だとする演説を行ったほどです。

具体的に書くと、フランス人は1960年代には、1人平均で年間126リットルのワインを消費していましたが、これが1990年には73リットル、2000年には56リットルにまで減りました。

2008/03/08 17:08
フランス人の食事(4)

すでに書いた通り、フランスでは共稼ぎがの夫婦が多いんですね。そして、休みになるとよく夫婦でレストランに食事にでかけます。

レストランでの食事で、日本と大きく違う点は、子供を連れて行かないことです。特に、夜の食事には、絶対と言っていいほど子供を家に置いて行きます。

だから、特に高級でもない普通のレストランでも、子供が騒いで他の客に迷惑をかけるなんてことはまず考えられません。

また、最近は昼食をファーストフードで取ることも多いようです。

このファーストフードですが、昔はフランス人には合わないと言われ、実際にマクドナルドも最初はかなり苦労しました。

フランス人の食事はつましいとも書きましたが、たとえばワインを例に挙げると、通常の食事では1本300円くらいのものを飲みます。

1000円から2000円くらいのワインなんて高級なんですね。ついでに言えば、ほとんどのフランス人はシャトー・マルゴー級のワインなど一生飲むことはないし、三ツ星レストランで食事することもありません。

終わらないので、さら続けます。

では。

2008/03/07 18:22
フランス人の食事(3)

昨日の補足と続き。

まず、昨日書いた傾向はあくまでパリを初めとする都市圏のものであることを断っておきます。農村部ではやや事情が違い、伝統的食習慣を残している場合が多いようです。

ただ、実はもっと根本的な問題があります。驚くかも知れませんが、前にも言ったように、フランス人はたいがい味音痴なんですね。

私はフランス人の家庭に食事に招かれたことが何度もありますが、ほとんど美味いと思ったことがありません。もちろん、私の舌のせいもあるでしょうが、どうも一般的に大した料理はしないようです。

特に、問題なのは野菜で、煮て出てくるのですが、恐ろしいことに全然味がついていません。塩味さえついていないんです。一度、何の味もついていないマッシュポテトを出されて、食べるのに四苦八苦したことを覚えています。

そう言えば、何度か肉体労働者と家庭料理の話をする機会があったのですが、ステック・フリット(薄目の固いステーキと山盛りのフレンチフライ)が一番好きだと言う意見が多かっ
たと思います。

この料理はものすごく簡単で、味も想像できると思いますが、これがフランスの労働者階級の結構一般的な意見なんです。

まだ続きます。

2008/03/06 17:29
フランス人の食事(2)

そして、夕食ですが、共稼ぎが多くなり、手の込んだ料理を作る暇がないために、出来合いの惣菜を買ってくるか、簡単に料理できるもので済ませます。最近では冷凍食品が大人気だそうです。

こうしたこともあってか、フランスでは伝統的な家庭料理が段々と廃れているんですね。

母親から娘に味を伝えることがなくなり、若い女性がほとんど料理をしなくなったと云う話も聞いたことがあります。

私がパリにいた時に見たデータですから結構古くなりますが、ある新聞社がフランスの若者の料理に関する嗜好を調査したところ、上位4位すべてを外国料理が占めるとの結果が出ました。

正確に順位は覚えていませんが、たしかパエリア、スパゲッティ、ピザ、クスクス※といった感じだったと思います。

※なじみがないと思うので少々説明すると、クスクスとは細かく砕いた小麦粉を蒸したものに、羊の肉と野菜を煮込んだソースをかけて食べるアラブ・アフリカ料理です(私はこの料理が大好きなのですが、何でもあるはずの東京でも気軽には食べられないようです)。

まさにフランスの家庭料理の危機と云ったところですね。

さらに続きます。

2008/03/06 02:35
ご挨拶、フランス人の食事

皆さん、はじめまして。

今日はご挨拶がわりに、私が長い間住んでいたフランスの食生活について実情を紹介させていただきます。

ただし、私の個人的経験に基づいていますので、偏った見方であることをあらかじめご了解ください。

日本人はフランス人の食生活について幻想を抱いているむきがありますが、一般にフランス人の食事はかなりつましいものです。

朝はバゲット(フランスパン)を4分の1に切ったものを更に半分に割り、バターを塗ります。これを1〜2枚にカフェオレ、これでおしまい(場合によってはパンの代わりにシリアル、そしてジュースが付くこともあります)。

クロワッサンは値段が高いので普通の家庭ではまず食べません。

そして、昼食ですが、昔はこれが一日のうちで最も重要な食事で、時間もたっぷりかけていたようです。

しかし、生活の近代化と共にこの習慣も廃れてしまいました。

パリ市内では、社員食堂がある企業が少ないため、たいていの人は近くのカフェや安いレストランで軽食を取ります。サンドイッチやオムレツなどですね。

オードブル、メイン、デザートなんて食事は値段も高いし、時間もかかりすぎるので、敬遠されます。

続きは明日。